営業時間の変更のお知らせ/普段こんな支援をしています
営業時間が少しややこしかったので、次のように改訂いたしました。
夜間:21:00
昼間:9:00~19:00
昼間の場合、候補日を3日ほどご指定いただければ、日程調整をして当センターからご連絡をさしあげます。
不定期な営業となっていますのは、日中は放課後等デイサービスで心理業務をしているからです。ご不便をおかけして申し訳ございません。
放課後等デイサービスでは、「発達面や行動面で困っている」というお子様やご家族様のご支援をしています。相談内容は「学校や保育園に行きづらい」「衝動的に行動してしまう。手が出る時もある」というお子様から「ダメだと思っているのに、つい怒鳴ってしまう」「発達障害だと診断されたけど、この子はどう伸びていくんだろう?」といったご相談をされるご家族様まで、多種多様です。
カウンセリングやプレイセラピー、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)など、方法はケースバイケースですが、おおむね行動改善されておられます。例えば…
「学校に行けない」→カウンセリングとSST、プレイセラピーを実施。放課後登校を経て、授業に参加できるようになった。友達も出来た。
「暴言・暴力が出る」→カウンセリング、SSTをしながら、暴言や暴力以外の人との関わり方を練習する。考えや気持ちを整理し、自分をコントロールする力を身につける。徐々に暴言や暴力は減少し、自分の気持ちを言えるようになった。
「子どもに対してつい怒鳴ってしまう」→お母様とのカウンセリング。発達についてご説明をしながら、お子様との関りのなかでうまくできていることや、切り替え方の整理や練習をする。徐々に自分の力でお子様と関われている自分に気づかれる。
困った行動や関わり方など、相談内容は様々ですが、「どうしてよいか分からない」という不安や、手詰まり感を抱えておられる方が子どもも大人も多いように思います。「お友だちをすぐに叩いちゃうんです」というお子さんであっても、不適応な行動を怒られてきて自信を失っている→自信がなくてモヤモヤするor不適応行動をすれば人と関わってもらえる→不適応な行動が増える、というように、悪循環が生じているけれども、どうしていいのか分からなくて抜け出せなくなってしまうケースなどですね。
その一つ一つを整理していくと、ご本人様もうまくできることが増える→褒められて自信がつく→より頑張ろうという意欲を持つ→うまくできることが増える…という良い循環に向かっていきます。時間はある程度頂きますし、場合によっては保護者様自身がご自身に向き合っていただくようなケースもありますが、ほとんどの場合、行動の改善や、成長を実感していただいております。
保護者様のカウンセリングも同様ですね。お子様に育って欲しいという願いが根源にはありますが、その願いの強さゆえに「どうしてこの子はこんなことばかりしてしまうんだ」「子どもにこんなことをさせてしまう自分はダメな親だ」と自分を責めてしまわれたり、保護者様自身も育ちの過程でつらい思いをしていて、お子さんを見ているとそれがよぎって苦しくなるという方もおられます。
こういったケースでは、保護者様自身の揺れや葛藤を整理した上で、お子様との関わり方を、無理をしない方法で実践したいく必要があります。
「良い部分を育てる」「自信を育む」「できるという実感を持てるようになり、自分で気持ちや行動をコントロールできるようになる」という部分は大人も子どもも共通しております。究極的に言えば、カウンセリングの目的はその「自分で自分の気持ちや考えに気づき、コントロールする力を育てる」といっても過言ではありません。ですので、実はやろうと思えば独力で取り組むことも出来ます。しかし、筋トレや骨折のリハビリと同様で、専門家の助言や指導があれば、より効果的・短時間で実践が出来ます。興味があられる方は、ぜひ当センターにお問い合わせください。
オンラインカウンセリングは、放課後等デイサービスとは異なる枠組みですので、まだまだ私自身の勉強をしていきたいですが、これまでの支援で培ってきた知識や技術を活用し、問題解決のお手伝いの一助が出来ればと思っています。